表現の不自由展@あいちトリエンナーレ2019

再開の話し合いがどこまで進んでいるか知らず、表現の不自由展は見られないつもりで今日あいちトリエンナーレに来ることを2週間くらい前から予定していたのですが、奇跡的に2回目の抽選で見ることができました。

今回は逆にメディアは不自由展会場からは完全に締め出しで、建物の外にちらほら、中にもテレビカメラがうようようろついている状態。こんな物々しい現場は私には初めてでした。

➳まず、15:00-15:30の間に配っていた番号付きリストバンド(この日の通し番号で1300番台)を受け取り(13:00からの1回目の配布よりいろいろスムーズ)、

➳15:40の抽選結果発表を見てリストバンドに当選スタンプを押してもらう。

➳16:20から鑑賞開始なので16:00に展示会場階の集合場所に来てください、撮影・SNS投稿は禁止ですなど説明される。(9日の入場は身分証や同意書まで必要と案内されてるみたいですが、8日は必要ありませんでした)

➳NHKの人につかまり、鑑賞後にお話を聞かせてもらえませんかと言われる(断る)。

➳集合場所に行くと、貴重品は物販用の手提げ袋に入れて持ち、鞄は預けるように言われる。

➳「『表現の不自由展・その後』来場者のみなさまへ」としたカバーページ+45ページの「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会中間報告書(抜粋版)」を受け取る。

➳「『検閲』をめぐる新しい動き」「『表現の自由』をめぐる論点」なるパネルを読んでおくように言われる。(事前に教育プログラムを受けるのが条件と言われていたのはこれのことのようでした。このほかにレクチャー等はありませんでした)

表現の不自由展

➳スタッフの誘導で会場入り口まで行き、金属探知器で検査されて入場。マスコミが横でその様子をリポート。

➳30分くらい、自由に鑑賞。全員に向けての解説などはなく、一部の人は質問していました。皆真面目に見入っていた印象。

➳大浦信行さんの映像作品上映。希望者には座布団か椅子が配られ皆で座って鑑賞。

➳まだほかの作品を観足りなかったけど終了・退出、今度はスタッフがショートカット誘導してくれないので遠回りして荷物を受け取りに行く。

➳日経の人につかまり、質問に答える。作品は実際ひどいものだったのか、怒り出す鑑賞者はいなかったか等。その記者は中止前に展示を見たと言っていました。

まだまだ時間がほしかったし、限られた人にしか公開できないのは本当にやるせない。

でも、手荷物預かりや金属探知器は分かるとして、この事前に読んでおけと言われるパネルにモヤモヤが止まりませんでした。

少しでも趣旨を理解してもらい、見当違いで過激な批判からトラブルにつながることを避けたいのは分かりますが、そもそも子どもじゃないのにこんなこと丁寧に説明されないと展示が成り立たないのかという絶望と、この展示に否定的な意見を持つ人に有効な対話方法はこんな上から目線な「教育プログラム」ではないだろうという絶望と。

5日の「表現の自由」に関する国際フォーラムでも、専門家が懇切丁寧に「表現の自由とは」と解説してから議論に入っているのに、展示再開に反対だと発言した参加者には少しも響いていませんでした。あの後のワーキンググループ?では少しは道筋が見えたのでしょうか。