近所で買い物帰りに気軽に映画が観れたら。日常の中で、もっと身近に映画があったら。「一番街シネマ」は、そんな考えから生まれた映画上映会です。
今回の上映作品は、欧米の映画やテレビ番組でトランスジェンダーの人々がどのように描かれてきたかを振り返り、その問題点を探るNetflixのドキュメンタリー。RHYMESTER宇多丸さんや星野源さんも勧める、映像作品での「表象」について考える入門的作品です。
日時:2023年4月26日(水)18:30開場 19:00-20:47上映
会場:藤棚デパートメント↗
料金:無料(申込先着10人)
申し込みはこちらから↗
※Netflixはドキュメンタリー作品の一部について、コミュニティグループの会合等を含む非営利の上映会に限り上映を許可しています。
https://media.netflix.com/ja/only-on-netflix/81284247
トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして
2020年/アメリカ/音声:英語/字幕:日本語/95分
「トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして」は、映画やテレビ番組でトランスジェンダーがどのように描かれてきたかを、これまでにない画期的な視点から探るドキュメンタリーです。本作は、人々のジェンダーに対する潜在意識がハリウッド作品にいかに投影されてきたのかを、ひもといていきます。ラヴァーン・コックス、リリー・ウォシャウスキー、ヤンス・フォード、MJ・ロドリゲス、ジェイミー・クレイトン、チャズ・ボノらトランスジェンダーのオピニオンリーダーやクリエイターが、ハリウッド作品でおなじみのシーンについて、それぞれに抱いた率直な感想や感じた違和感を告白。
「A Florida Enchantment (原題)」(1914) や「狼たちの午後」「クライング・ゲーム」「ボーイズ・ドント・クライ」などの映画、「The Jeffersons (原題)」「Lの世界」「POSE/ポーズ」といったドラマを取り上げ、一方で当事者への配慮に欠けていながらも、変化を遂げてきた、複雑でときにユーモラスな、トランスジェンダーとハリウッドの歴史を振り返ります。スクリーンでのトランスジェンダーの描かれ方、社会的信条、リアルなトランスジェンダーの姿の関係性を探る示唆に富んだ考察。サム・フェダー監督は、誰もが知るシーンやキャラクターを新たな角度から再構築し、視聴者に未検証の仮定を提示します。かつては想像力を働かせて視聴していた人々が、感性で観るようになった、その変化を描き出しています。「トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして」を観れば、トランスジェンダーの人々に対する見方、理解が大きく変わります。